政治家の中でも異色の経歴を持つ小野田紀美議員。
今回は、「3次元に興味がない」という衝撃的な発言で注目を集めた小野田議員の政治家としての道のりと、ゲーム・マンガ愛が政治活動にどのような影響を与えているのか、詳しく見ていきましょう。
小野田紀美議員が政治家を目指したきっかけ

小野田紀美議員の政治家への道は、意外にも幼少期にさかのぼります。
1982年12月7日、アメリカ合衆国イリノイ州で生まれた小野田議員は、1歳の時に母の故郷である岡山県瀬戸内市邑久町に移り住みました。
自然豊かな農村で育った小野田議員は、幼い頃から正義感が強く、テレビの中のヒーローに憧れていたそうです。
しかし、小学校に上がる頃には現実の壁にぶつかります。
正義の味方という職業がないことに気づいたのです。
そんな中、学校の図書館で偶然読んだ「まんが日本の歴史・卑弥呼」が小野田議員の人生を決めました。
「そもそも悪事や理不尽が起きない世の中を作ることができたなら…それは最高の正義の味方だ!」という思いから、小野田議員は「卑弥呼になる=政治家になる」という夢を抱くようになったのです。
小野田議員は本当に卑弥呼をリスペクトしているようで、以下のように卑弥呼に対するリスペクトを現しています。
- 特別な事情がない限り、髪は長くしている。
- 特別な人は作らない
- プライベートは作らない
卑弥呼になる=政治家になるという強い意志の表れですね。
小野田紀美議員の「3次元に興味がない」発言の真相と背景
2017年3月16日、自民党の青少年健全育成推進調査会の合同会議で、小野田議員は衝撃的な発言をしました。
「これまで誰とも付き合ったことがない…将来国に嫁いで国民のために一生を生きるんだと思っていた…19年好きな人がいる…ゲームのキャラクター。3次元に興味が全くない」
この発言は、一部の議員がマンガやアニメを犯罪の要因とする見方に対して反論する文脈で行われました。
小野田議員は、自身のTwitterでも次のように述べています。
つらつらと失礼いたしました。どうしても黙っていられず…。もっと党内に味方がほしいです…。
— 小野田紀美@岡山 (@onoda_kimi) March 16, 2017
ここからは完全な私見ですが、そもそも本気で2次元を愛している人は3次元なんかに手は出しません。私も3次元に一切興味はありませんし対象外です。そういう感覚は当事者にしか分からないのかもですね。
この発言の背景には、小野田議員自身のゲーム・マンガ愛好家としての経験があります。
小野田議員は自身を「オタク」と公言し、多くのアニメ、ゲーム、マンガ作品を愛好しています。
小野田議員が特に好むゲームには、「幻想水滸伝」「ペルソナ」シリーズ、「ファイナルファンタジーVII」などがあります。
マンガでは「うた恋い。」「ヘタリア」「るろうに剣心」「犬夜叉」などを愛読しているようです。
また、同人誌も愛読しており、過去には自身で同人誌を出していたこともあるそうです。
ゲーム・マンガ愛が小野田紀美議員の政治活動に与える影響

小野田議員のゲーム・マンガ愛は、単なる趣味にとどまらず、小野田議員の政治活動にも大きな影響を与えています。
小野田議員は2005年の大学卒業後、ゲーム・CD制作会社に就職し、広報・プロモーション担当として働いた経験があります。
この経験は、小野田議員の政治活動における情報発信やコミュニケーション戦略に活かされています。
また、小野田議員は「コンテンツ議員連盟(MANGA議連)」で活動しており、マンガ・アニメ・ゲーム産業の振興に積極的に取り組んでいます。
小野田議員は、これらのコンテンツが日本の文化外交や経済に重要な役割を果たすと考えています。
さらに、小野田議員はSNSを活用して頻繁にマンガ・ゲームに関する投稿を行い、若い世代との交流を図っています。
この姿勢は、政治と若者の距離を縮める効果があり、新しい形の政治家像を示しているといえるでしょう。
まとめ
小野田紀美議員の政治家としての道のりは、幼少期の正義感から始まり、マンガやゲームへの愛を通じて独自の形を取っています。
「3次元に興味がない」という発言は、小野田議員のゲーム・マンガ愛の深さを示すと同時に、これらのコンテンツの価値を社会に訴える意図もあったと考えられます。
小野田議員のゲーム・マンガ愛は、小野田議員の政治活動に独自の視点と方法論をもたらしています。
コンテンツ産業の振興や若者との交流など、従来の政治家とは異なるアプローチで政治に取り組んでいる姿勢は注目に値します。
今後も、小野田議員のユニークな背景と経験が、日本の政治にどのような影響を与えていくのか、注目していく価値があるでしょう。
小野田議員の活動は、政治とポップカルチャーの新しい関係性を示唆しているのかもしれません。
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