2025年度後期のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」のヒロインに、女優の髙石あかりさん(22)が決定しました。
3度目の朝ドラオーディション挑戦で見事大役を掴んだ髙石さんの喜びの声と、作品への期待が高まっています。
今回は、髙石あかりさんが2025年度後期NHK連続テレビ小説「ばけばけ」のヒロインに決定したことや、ダンス出身の彼女が3度目の挑戦で朝ドラの夢を掴むまでの道のりについてお伝えします。
髙石あかりの朝ドラヒロイン決定までの道のり
髙石あかりさんが朝ドラのヒロインになるまでの道のりについてみていきましょう。
髙石あかりさんは、2892人の応募者の中から選ばれました。
これは朝ドラヒロインオーディションとしては過去3番目に多い応募数だったそうです。
「小さいころから朝ドラのヒロインになることが夢でした」と語る髙石さん。
今回のオーディションは、「舞いあがれ!」「あんぱん」に続いて3度目の挑戦でした。
髙石さんは決定の知らせを聞いた時の心境を次のように語っています。
「その時は感情が追いついてこなくて、でも、1人になった時にもうボロボロと1人で粛々と泣いていたという感じ」
出典:日刊スポーツ
長年の夢が叶った瞬間の感動が伝わってきますね。
「ばけばけ」のストーリーと髙石あかりの役柄
「ばけばけ」は、明治時代の松江を舞台に、没落士族の娘・松野トキの物語を描きます。
髙石さんが演じるトキは、怪談話が好きな、ちょっと変わった女の子です。
物語は、極貧の中で世の中を恨めしく思いながら生きるトキが、外国人英語教師の家で住み込み女中として働くことになるところから始まります。
言葉の壁や文化の違いに悩まされながらも、次第に心を通わせていく様子が描かれます。
脚本を担当するふじきみつ彦氏は、髙石さんについて「自分が明治時代の松江にいてハーンさんとの会話を覗き見ているような感覚に陥りました」と評価しています。
そんな感覚が味わえるのか、放送が楽しみですね。
ダンサーから女優へ:髙石あかりの演技力と魅力
髙石あかりさんは、もともとエイベックス・マネジメント所属の育成ユニット「α-X’s(アクロス)」のメンバーとして活動していました。
α-X’sは、2016年4月に男女10名で結成された後、メンバーの増減を経て最終的に17人組となった育成ユニットです。
髙石さんは2016年4月から2018年3月31日まで、このユニットのメンバーとして活動しました。
α-X’sは、観客の投票によってメジャーデビューを目指すという独特のシステムを採用していましたが、結果的にデビューは果たせませんでした。
しかし、この経験が髙石さんの芸能活動の基礎となったことは間違いありません。
2016年には『ミスiD2016』のセミファイナリストにも選ばれるなど、早くから注目を集めていました。
2018年にα-X’sを卒業後、2019年4月に俳優として本格始動することを発表しました。
主な出演作に、映画「ベイビーわるきゅーれ」シリーズ、「わたしの幸せな結婚」、ドラマ「墜落JKと廃人教師」シリーズなどがあります。
2023年には、TAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞するなど、着実に実力を付けてきました。
制作統括の橋爪國臣氏は、髙石さんの起用理由について次のように語っています。
「髙石さんの自然な演技は、実際に生きているトキそのもの。お芝居の力はもちろん、内に秘めた繊細な感情表現に、現場にいたスタッフみんなが心を奪われました」
朝ドラで、どんな演技を見せてもらえるのか、期待感が高まります。


まとめ:髙石あかりの朝ドラヒロインとしての抱負と期待
髙石あかりさんは、ヒロイン決定の会見で次のように抱負を語りました。
「見てくださる皆さんに温かい気持ちになってもらえる作品になるよう精いっぱい頑張ります」
ダンスで培った表現力と、女優として磨いてきた演技力を存分に発揮し、トキという人物を魅力的に演じてくれることでしょう。
α-X’sでの経験や、その後の俳優活動を通じて培ってきた表現力が、朝ドラヒロインとしての髙石さんの演技にどのように活かされるのか、注目が集まります。
「ばけばけ」の撮影は2025年春から始まり、秋から放送開始予定です。
髙石あかりさん演じる松野トキが、どのような物語を紡いでいくのか、今から楽しみですね!
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