数々の映画やドラマに出演し、大活躍中の俳優の渡辺謙さん。
そんな渡辺謙さんが、過去に大きな病気を経験していたことをご存じでしょうか?
今回は、渡辺謙の過去の病歴や、病気を克服して現在に至るまでの心境の変化について探っていきます。
どうぞ最後までお付き合いください。
渡辺謙の病歴
渡辺謙さんの病歴についてみていきましょう。
渡辺謙さんは、これまでに2つの大きな病気と闘ってきました。
急性骨髄性白血病
1989年、映画「天と地と」の撮影中に急性骨髄性白血病を発症しました。
映画を降板し、すぐに帰国して入院。
急性骨髄性白血病は手術ができないため、無菌室での投薬治療や抗がん剤投与など、1年にわたって懸命に闘病を続けたそうです。
しかし、1990年に一度は復帰しましたが、1994年に再発してしまいます。
再び10カ月の治療を経て、俳優として復帰を果たしました。
その後は、幸いなことに20年以上再発していないそうです。
胃がん
2016年、早期の胃がんが発見されました。
幸いにも早期発見だったため、内視鏡による手術で済み、比較的早く仕事に復帰することができました。
渡辺謙さんは、手術後に次のようにつづっています。
「この段階での発見は奇跡、点検は大事ですわ。妻、そして人間ドックを紹介してくれた娘(女優の杏)にも感謝です」
出典:スポニチ
健康には十分に気を使っていた渡辺さんであり、家族の気遣いもあっての早期発見、早期復帰。
本当によかったですね。
渡辺謙の死生観の変化
渡辺謙さんの人生に対する考え方の変化についてみていきましょう。
渡辺謙さんは、病気を経験したことで、人生や仕事に対する考え方が大きく変わったと語っています。
生きることへの強い意志
渡辺さんは、「1回目の病気の時は、とにかく生きたい。生きるためだけに治療した。」と語っています。
生きることそのものに強い意志を持つようになったのではないでしょうか。
俳優としての使命感
「2回目の病気の時には、絶対俳優として戻らないと、俺は生きている意味がないと強く思った」と渡辺さん。
俳優という仕事に対して、より強い使命感を感じるようになったのかもしれません。
そして、これ以降、俳優を辞めたいと思ったことは基本的に一度もないのだそうです。
日常の小さな幸せの大切さ
渡辺さんは、「幸せって、そんなに大きなものではなく、夜寝る前の布団の中に入った時の幸せみたいな瞬間の積み重ねなんだと思う」と語っています。
日々の些細なことの積み重ねが人生であり、幸せであると考えているのではないでしょうか。
死を自然に受け止める姿勢
ドラマ「生きとし生けるもの」の取材で、渡辺さんは「生と死を扱っている話ではあるんですけど、ある種、風のようなドラマだと話しています。
強風が吹いたりとかあるけど、恐らく最後は、心地よいそよ風のようなドラマになったんじゃないかな」と語り、死を重く捉えすぎず、自然体で受け止める姿勢を示しています。
実は、渡辺謙さんは、このドラマへの出演オファーを一度断っています。
僕はこれまで、医療物は基本的にお断りしていたんです。僕自身が過去に病気をした経験から、「本当の苦しさや悩みをドラマで描けるのか、ドラマにしていいのか」という考えがあって
出典:modelpress
しかし、脚本を手掛けた北川悦吏子さんからのメールを読んで、オファーを受けることを決断したのだそうです。
まとめ
渡辺謙さんは、過去に急性骨髄性白血病と胃がんになり、闘病していたことがありました。
また、渡辺謙さんの病気との闘いは、彼の人生観や死生観に大きな影響を与えました。
生きることへの強い意志、俳優としての使命感、日常の小さな幸せの大切さ、そして死を自然に受け止める姿勢など、多くの学びを得ています。
渡辺さんの経験は、私たちに生きることの意味や、日々の生活の中にある幸せについて考えさせてくれます。
病気を乗り越え、より深い人生観を持って活躍し続ける渡辺謙さんの姿は、多くの人々に勇気と希望を与えているのではないでしょうか。
これからのさらなるご活躍を願ってやみません。
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