今回は、渋い演技で知られる名脇役、酒向芳さんの若い頃に迫ります。
現在は渋みのある演技で人気を博していますが、若い頃はイケメン俳優だったという噂も。
知られざる苦労の人生と、その魅力に迫っていきましょう!
酒向芳の若い頃の経歴と苦労

酒向芳さんの経歴についてみていきましょう。
酒向芳さんは1958年11月15日、岐阜県に生まれました。
俳優を志すきっかけとなったのは、小学校低学年の時に見た学校演劇「にんじん」でした。
この体験が、後の俳優人生の原点となります。
高校時代には文化祭で歌手の東海林太郎の物まねを披露し大受けしたことで自信を得て、俳優になる決意を固めます。
その後、神奈川の多摩芸術学園に進学し、本格的に演劇を学び始めました。
しかし、卒業後の道のりは決して平坦ではありませんでした。
- 大手劇団のオーディションに落ち続ける日々
- 23、24歳でようやくオンシアター自由劇場に入団するも、食べていくのに苦労
- 土木作業員や古紙回収など、様々なアルバイトを経験
酒向さんは後にインタビューで、「アルバイト遍歴からの人間観察が演技に活きた」と語っています。
苦労の日々が、今の演技力の礎となったのです。
劇団での経験も決して楽ではありませんでした。
「上海バンスキング」という舞台に感動して入団したものの、すぐに後悔したと言います。
家に帰れない日々、食事の時間もない、お金もない、そしてキャスティングされない日々が続きました。
酒向芳のイケメンぶりと魅力的な容姿
酒向芳さんのイケメンぶりについてみていきましょう。
酒向芳さんは、若い頃から身長184cmの長身を誇るイケメン俳優でした。
こちらは、20年ほど前の酒向さんです!

当時は現在の渋い魅力とは異なる、若々しくハンサムな容姿で注目を集めていたようです。
その魅力は以下のような特徴にありました。
- 整った顔立ちと知的な雰囲気
- 184cmの高身長と均整の取れたプロポーション
- 深みのある声と表現力豊かな目元
2018年には、59歳にして「身長184センチ、59歳のイケメン」と評されるほど、年齢を重ねても衰えない魅力を放っています。
この年齢になっても変わらぬ容姿は、多くのファンを魅了し続けています。
酒向芳の俳優としての転機と評価の高まり

酒向芳さんの俳優としての転機についてみていきましょう。
酒向芳さんの俳優としてのキャリアに大きな転機が訪れたのは、46歳の時でした。
2005年、小栗康平監督の映画「埋もれ木」で大きな役を得たことが、酒向さんの俳優人生を変えました。
この作品で酒向さんは、それまでにない大きな役に挑戦。
しかし、初めは気負いすぎてしまいます。
そんな時、小栗監督から「君は映画の一部だから」「椅子や棚と同じだ」と言われ、肩の力が抜けたといいます。
この経験を通じて、酒向さんは自然体で演じることの大切さを学んだそうです。
その後の主な転機と評価の高まりは以下の通りです。
- 2009年:舞台「ねずみ狩り」で主役を演じ、新たな演技の境地を開く
- 2018年:映画「検察側の罪人」での怪演が話題に。二宮和也、木村拓哉との共演で存在感を示す
- 近年:「リコカツ」「最愛」「逃亡医F」など、多くのドラマで印象的な役を演じ、評価を高める
50代以降、渋い魅力と確かな演技力で「遅咲きの名バイプレイヤー」として注目を集めています。
特に「検察側の罪人」での演技は、多くの観客に衝撃を与え、酒向さんの名前を一躍有名にしました。
酒向さんは自身の演技について、「役の中に自分と通底する部分を見つける」ことが重要だと語っています。
これは、長年の経験と苦労が生み出した、酒向さん独自の演技哲学と言えるのではないでしょうか。

まとめ
酒向芳さんの若い頃から現在までの軌跡を振り返ってきました。
若い頃はイケメン俳優として注目されながらも、長い下積み時代を経験。
その苦労が、現在の渋い魅力と深みのある演技につながっています。
50代以降に開花した酒向さんの才能は、年齢を重ねても輝き続ける俳優の可能性を示しています。
若い頃のイケメンぶりから、現在の渋い魅力まで、時代とともに変化しながらも常に観客を魅了し続ける酒向芳さん。
これからも、酒向さんの演技に注目していきたいですね。
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