池脇千鶴さんといえば、役作りのために体型を変化させたり、驚くべき変身を遂げたりすることで知られる実力派俳優です。
2025年のNHK朝ドラ「ばけばけ」での出演が話題となっていますが、池脇さんの役作りへの情熱は昔から変わりません。
今回は、池脇千鶴さんの驚きの役作りエピソード5つをご紹介します。
池脇千鶴の驚異的な変身力!「ばけばけ」での役作り

2025年のNHK朝ドラ「ばけばけ」で、池脇さんは24年ぶりの朝ドラ出演を果たしました。
今回池脇千鶴さんが演じたのは、伝統的な日本髪と和服姿の母親役。

しかし、そのビジュアルへの変化は驚きの一言でした。
- 体重増加:あえて体重を増やして頬をたるませる
- 肌荒れ:わざと肌を荒れさせるという徹底ぶり
- ビジュアル変化:ふっくらとした顔立ちでにっこり微笑む姿に、視聴者は「全然気づかなかった」「別人すぎる」と衝撃を受けました
「少しふっくらとした顔立ちでにっこりと微笑んでいる」という姿は、まさにキャラクターに完全に溶け込んだ証拠でした。
自転車克服から体型変化まで – 池脇千鶴の徹底した役作りの秘密
引き続き、驚きの役作りエピソードをみていきましょう。
自転車克服エピソード(「その女、ジルバ」2021年)
「その女、ジルバ」の撮影中、突然自転車に乗るシーンが追加されました。
しかし、池脇さんは自転車に乗れないと告白。

撮影は一時中断されましたが、池脇千鶴さんは猛練習を重ね、後日見事に自転車に乗りこなしたのです。
「池脇さんがシーンの成り行き上、急に自転車に乗ることになったのですが、”私、自転車に乗れない”と言って嫌がり、その日は撮影ができなかった。ところが、練習してきたのか、別の日には完璧に乗りこなし、無事に撮影できました」(ドラマ関係者)
焼肉摂取で体重増加!(「きみはいい子」2015年)
2015年公開の映画「きみはいい子」での役作りも注目に値します。
池脇さんはこの作品で、監督から「とにかく太るように」という指示を受けました。
驚きの役作り方法がこちらです!
- 焼肉摂取:撮影前から「池脇さんは焼き肉摂取中」という連絡が監督に入るほど
- 衣装が入らない:他の作品で着用していた衣装が入らなくなるほどの体重増加
- 徹底した管理:常に体重増加に向けた努力を継続
池脇さん自身「とにかく太るように指示されて。他の作品に出演中だったんですが、そのときの衣装が入らなくなるくらいでした」と語っています。
「その女、ジルバ」から「ばけばけ」まで – 池脇千鶴の役作り進化論
まだまだ驚きの役作りエピソードがあるんです!
1人3役の多重人格演技!(「その女、ジルバ」2021年)
「その女、ジルバ」では、池脇さんは見事に3つの異なる人格を演じ分けました。

- 暗い女「新」:老けて、自信を喪失した姿
- 変身後の明るい「新」:ダンスで心も体も明るくなった姿
- ジルバママ:店の創設者としての別人格
「日本人がやると、絶対に取ってつけたようなものになってしまうのが多い。いわゆる眼鏡っ子がメガネを外すことで美女になるとか…だが、ここでは、池脇千鶴が流石の芝居をしている」(映画評論家)
完璧な”老け顔”で視聴者を驚愕!(「秘密~THE TOP SECRET~」2025年)
2025年2月放送のフジテレビ系ドラマ「秘密~THE TOP SECRET~」第2話でのゲスト出演は、まさに”別人”レベルの変身でした。

- 外見の変化:ダボッとしたワンピース、ボサボサのロングヘア、メガネ
- 体型変化:ふくよかな体型への変化
- 演技:自信なさそうに背中を丸めるなど、40代独身女性のリアルな描写
視聴者からは「クレジットを見るまで池脇千鶴だとわからなかった」「本当にリアルでいそうなお母さんになりきってる」という声が相次ぎました。
池脇千鶴が語る!役作りへの情熱と挑戦
そして極めつけのエピソードがこちらです!
小型免許取得で本物の演技!(「ストロベリーショートケイクス」2006年)
2006年の映画「ストロベリーショートケイクス」での池脇さんの役作りは、まさに本物の献身でした。

- 小型免許取得:スクーター(125cc)の免許を撮影1週間前に取得
- 実際の体験談:デリヘル嬢の方と実際に会って話を聞く
- 本物の演技:元彼に引きずられるシーンでは「本当に引きずられた」
免許取得について、池脇さんは次のように語っています。
50ccの原付でもよかったのですが、秋代さんを後ろに乗せるシーンで練習をしているとき、50ccより125ccのほうがしっくりしたので、撮影の1週間前に急きょ小型免許を取りに行きました。
出典:シネマトゥデイ
また、「実際にデリヘル嬢の方とお会いする機会があって、そのときお話を聞きました」とも語っています。
まさに役者魂の塊ですね!

まとめ:池脇千鶴が魅せる”憑依型”演技の真髄
池脇千鶴さんの役作りは、単なる外見の変化を超えた「完全変身」です。
体重増加から肌荒れ、老け顔メイクまで、文字通り「別人」になることで、観客を物語の世界に引き込む、その献身ぶりはまさに「憑依型俳優」の称号にふさわしいものです。
池脇さんの以下のような演技哲学を持っているようです。
- 「観客を不安にさせたくない」
- 「物語の中に生きている人になりたい」
「どこから見られても、どこから撮られても、誰と対峙して、誰とお芝居してようと、そこの物語の中に生きている人になりたい」という池脇さんの言葉は、池脇千鶴さんの役者としての姿勢を端的に表しています。
これからも池脇千鶴さんの驚きの役作りと、それによって生み出される素晴らしい演技に注目していきたいですね。
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