俳優として活躍する藤間爽子さん。
実は、もう一つの肩書をお持ちで、二刀流だということをご存じでしょうか?
日本舞踊「紫派藤間流」家元なんです。
華やかな経歴の背景には、日本の伝統芸能界を代表する「華麗なる一族」の血筋があります。
今回は、藤間爽子さんの驚くべき家系図と、知られざるエピソードについて詳しく解説していきます。
藤間爽子さんの家系図をみていきましょう。
藤間爽子さんの家系図は、日本の伝統芸能界でも屈指の名門として知られています。
その詳細を見ていきましょう。
この家系図を見ると、藤間爽子さんが生まれながらにして芸能界のサラブレッドであることがわかります。
特に祖母の藤間紫さんは、日本舞踊界の重鎮であり、人間国宝にも認定された伝説的存在です。
藤間爽子さんが「華麗なる一族」と呼ばれる理由についてみていきましょう。
とても華やかな方々が並んでおり、これだけで「華麗なる一族」ぶりが伝わってくるのではないでしょうか。
藤間さんが「華麗なる一族」の一員と呼ばれる理由は、以下の点にあります。
祖母の藤間紫さんが創流した「紫派藤間流」の三代目家元を襲名しています。
継祖父の市川猿翁さんは歌舞伎界の重鎮であり、香川照之さんとも親戚関係にあります。
家族全員が芸能界で活躍しており、藤間爽子さん自身も日本舞踊家と女優の二刀流で活躍しています。
このような背景から、藤間爽子さんは生まれながらにして芸能界の華やかな一族の一員として注目を集めているのです。
藤間爽子さんには、その華麗な経歴に負けない興味深いエピソードがあります。
幼少期から祖母・藤間紫さんに日本舞踊を師事し、わずか7歳で初舞台を踏みました。
なんと、初舞台はあの有名な歌舞伎座だそうです。
俳優を目指そうと思ったきっかけについて、藤間爽子さんは次のように話しています。
大学3年生の時、友人たちが就活を始めていく中で、私だけが、日本舞踊家としての将来が決まっている。これからの人生をあらためて真剣に考え直したときに、これでいいの?って、お芝居への想いが抑えきれなくなったんです。
出典:NEWポストセブン
ここから、藤間さんは、事務所に所属し、オーディションを受けまくったそうです。
この決断に、家族は大賛成でしたが、流派の中からは「今のあなたにそんな時間はない」「もっとお稽古に励みなさい」という声もあったそうです。
しかし、藤間さんの努力が伝わったのでしょうか、最終的には皆さん、俳優活動を認めてくれました。
周囲からの応援の声は、これからの藤間爽子さんの俳優活動を大きく支える力になるのではないでしょうか。
女優としてのデビュー作が、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」という大作だったことも話題を呼びました。
初出演の際の感想を藤間さんは次のように話しています。
カメラがいっぱいあって、とても緊張したことを覚えています。
出典:NEWポストセブン
日本舞踊の舞台での撮影とは違い、自分の顔がしっかり映ってしまうことにも驚いたそうです。
2021年、三代目家元を襲名する際、自身の未熟さに悩み、プレッシャーを感じていました。
「家元としての器が、自分にはない。自分のことで手一杯なのに、他人のことや、日本舞踊のことなど、考えられない。家元を継ぐのは、まだ早すぎる。あり得ないこと」と考えていたそうです。
しかしある時、次のように感じたそうです。
「『今なら継げる』って思える日は、たぶん、一生来ない」
出典:小説丸
これらのエピソードは、藤間爽子さんが伝統を受け継ぎながらも、自分の道を切り開いていく姿勢を示しているのではないでしょうか。
藤間爽子さんの家系図は、まさに日本の伝統芸能界の縮図と言えるほど華やかで重要な人物で構成されています。
その中で育った藤間さんは、日本舞踊家としての伝統を守りつつ、俳優としても新たな挑戦を続けています。
「華麗なる一族」の一員でありながら、自身の道を模索し続ける藤間爽子さん。
今後の活躍に目が離せませんね。
伝統と革新の両立を体現する彼女の姿は、日本の芸能界に新しい風を吹き込んでいくに違いありません。